うさぎの寿命を伸ばす飼い方|消化器の病気編

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○ 毛球症

うさぎは草食動物なので、タンパク質は消化できません。
なので、毛づくろいをしながら飲みこんでしまった毛は、エサとして食べている繊維に絡めるようにして消化管を通過して排泄されます。
しかし、飲みこむ毛の量が多すぎたり、繊維の量が少ないと毛が消化管を通過せず、お腹の中に溜まって様々な症状が現れます。

【症状】
・フンが小さくなったり量が少なくなる
・食欲がなくなる
・元気がなくなる
・体重が減る
・エサを食べずに水ばかり飲む
・痛みのためうずくまる

【治療】
症状をみたり触診やレントゲン検査をして診断します。
軽いものなら、野菜ジュースを十分与えながら腹部を温めたりマッサージして毛球をゆっくりほぐしていきます。
重症の場合は全身を検査し、毛球除去剤や消化管促進薬剤を投与します。
薬剤で改善しない場合には手術を行いますが、手術後に体力が回復することは少ないようです。

【予防】
普段から十分な牧草を食べさせましょう。
繊維をたくさん取ることで、飲みこんだ毛が溜まる前に排出させることができます。
また、適度に運動させストレスを溜めさせないことで消化管の動きを促進させることも大切です。
長毛種や換毛期にはブラッシングでこまめに抜け毛を処理しましょう。

 

○ コクシジウム症

コクシジウム原虫の寄生により発症します。
種類によって寄生部位や症状が異なり、エサや飲み水に含まれるコクシジウムの卵が口から入ることで感染します。
幼いうさぎに発症しやすいです。

【原因】
不衛生な環境で飼育されているうさぎに多くみられます。
特に免疫力の低い子うさぎは死亡するケースも少なくありません。

【症状】
・食欲がなくなる
・体重が減る
・腹部が膨らむ
・下痢になる

【治療】
サルファ剤を投与します。
ケージは洗浄し熱湯をかけて乾燥させましょう。

【予防】
衛生的で適切な飼育環境を心がけましょう。
新しくうさぎを飼い始めるときは汚染された環境にいなかったかチェックしましょう。

 

○ 腸炎症候群
エサやストレス、粘液上腸疾患コンプレックス、病原性を持つ微生物の感染などが原因で、腸内に炎症が起きる病気です。
生後3週間~14週間の子うさぎの発症が特に多く、それまで抑えられていた微生物の増殖がエサの変化によって急激におこるためだと考えられます。
(母乳には抗細菌作用のある脂肪酸が含まれています。)
大人のうさぎに見られる腸炎はエサの改善とストレス軽減により治ります。

【大腸菌症】
大腸菌症は腸炎症候群のうちの一つ。
大腸菌の増殖に加えてストレスや不適切なエサが関与して発症します。
腸内細菌のバランスが未熟な離乳前や離乳期の子うさぎに多く見られ、大人ではエサの急激な変化や繊維質の少ない食事、不適切な抗生物質の登用などによって引き起こされます。
症状は下痢や食欲低下、体重減少、成長遅延などで、子うさぎの場合は死亡率も高いです。治療法は抗生物質や補液剤を投与し、繊維の多い食事をさせることです。
予防のためにはでんぷん質の多いエサを控え、十分なエサを与えましょう。

【腸性毒血症】
クロストリジウム族の細菌の増殖によって発症します。
母乳を飲まなくなる離乳期とりにゅう後すぐに発症しやすく、大人のうさぎでは高カロリーのエサをたくさん食べているうさぎがかかりやすい病気です。
エサを急激に変えたり、過度なストレス、不適当な抗生物質を与えるのはやめましょう。
症状は元気消失、食欲減少、水分過剰摂取、下痢、発熱など。
治療法は、支持療法がメインですが、健康なうさぎのもうちょう便を与えて、細菌バランスを整える場合もあります。

【粘液性腸疾患】
ほかと同じように、子うさぎに多く見られる病気ですが大人にも見られます。
盲腸に粘土状になった食べ物の塊ができることから、この名前がつきました。
死亡率は子うさぎの場合なんと100%です!!
症状は元気消失、食欲減少、多飲、うずくまる、はぎしり、便秘、痛みなど・・・。
予防のためには、衛生的な飼育環境を心がけ、繊維質を適量食べさせる、不適切な抗生物質を投与しない、過度なストレスを与えないなどの必要があります。

 

○ 蟯虫症

うさぎの蟯虫は盲腸や大腸に寄生している11㎜程度の蟯虫です。
多くのうさぎに寄生していて、飼い主を驚かせることもありますが、病原性はありません。
蟯虫薬を投与することで治療できます。

 

○ 抗生物質起因性下痢

正常な腸内細菌の中にも毒性のある細菌はいますが、バランスを保っている限り大きな害とはなりません。
しかし、抗生物質を投与することで、優良な細菌が死に体制のある病原菌が増殖すると腸炎になり下痢を発症します。
このような問題を避けるため、抗生物質を投与するときには乳酸菌を一緒に与えるのが普通です。

 

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