アメリカザリガニも病気になる?症状と改善方法
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アメリカザリガニ
体長:8~12cm
寿命:5年
アメリカザリガニは本来河辺の中で生活しているため、水槽で生活することになると環境が変わり、体の負担が大きくなってしまうことがあります。
ここでは、「どんな病気があるのか」「どのように改善すればいいのか」主なものを解説していくので参考にしてみてください。
アメリカザリガニに発症する病気
1. 水温ショック
アメリカザリガニは、自分が生活している水の質などにこだわる繊細な性格をしています。
そのため、水槽の中の水を取り替える時に、急に新しい水を入れると驚いてしまうことがあります。
水が変わってしまったことで、じたばたと暴れまわって苦しみ出します。
その場合は前の水に戻してあげるか、慣れるまでそっとしておいてあげるのが賢明です。
あまりにも暴れるようであれば、元の水に戻す方がいいでしょう・
2.バーンスポット病
抵抗力や免疫力が低下しているアメリカザリガニや傷があるアメリカザリガニに入り込み、茶色の色素沈着を引き起こす病気。
色素沈着は内臓まで達することもあります。
初期状態は、胸や腹の辺りに茶色の色素沈着が現れる程度。
食欲は通常通りあるので、発見は難しいのが現状です。
末期になると脚などがなくなったりかけたり、食欲がなくなってしまいます。
そうなると脱皮でしか体調を戻す方法はないのですが、ほとんどのアメリカザリガニは、脱皮を行う前に死んでしまいます。
改善方法としては初期状態の時点で脱皮を促すことなので、餌の回数を増やしたりして、脱皮をさせる協力を行いましょう。
3.コケがついてしまう病気
アメリカザリガニの体の表面にコケがついてしまうことがあります。
その場合、脱皮を行なえなくなってしまいます。
脱皮はアメリカザリガニにとって重要なので、コケがついていれば除去してあげましょう。
コケがついてしまい脱皮が行えなくなってしまった場合は、古い歯ブラシなどでコケを取ってあげ、水槽の水をこまえに変えてあげましょう。
そうすれば、環境に慣れようとして脱皮を促す手伝いができるはずです。
※アメリカザリガニが保有するザリガニかび病
アメリカザリガニは、ザリガニかび病と言われる菌を保有していることがあります。
この菌は水の中から伝わっていき、体内に入ると神経まで達して急に亡くなってしまいます。
基本的にアメリカザリガニは免疫があるので問題ないとされていますが、ニホンザリガニなどと同じ水槽で飼っていると、ニホンザリガニがザリガニかび病にかかって死んでしまう可能性があります。
ザリガニを多頭飼いする時には、ニホンザリガニとアメリカザリガニは別々の水槽で飼うなどの工夫が必要なので、環境を整える時にはその点を踏まえておきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
健康そうに見えて意外と繊細で病気にかかりやすいアメリカザリガニ。
水質のちょっとした変化にも敏感なので、取り扱いには十分気を付けてあげましょう。
その他にも特有の病気も持っていることが多いので、状態の変化には敏感に察知してあげるように心がけましょう。
ザリガニかび病もあると仮定して、他のザリガニとの共生についても考える必要がありそうです。